【日時】平成23年3月27日(日)
【場所】秩父市吉田太田部地区
【参加者】茂呂貴裕(八木橋労働組合)
【報告】
≪当日の参加者:約20名≫
・秩父の「農」を守り育てるサポーター(遊休農地活用サポーター)のみなさん
・太田部の四季を楽しむ会のみなさん
・太田部中山間地域振興協議会のみなさん
・秩父市、秩父農林振興センターのみなさん
≪地区の概要と今後の活動計画≫
・地域概要
群馬県に面しており、かつてコンニャク・養蚕のために農地を拡大してきた南斜面は、今で
は木が生えるほど荒れ果て、イノシシ、鹿の餌場や運動場になっている。
・受け入れ組織の概要
地元に残る農家が立ち上がり、集落の上に広がる2.5haの斜面農地をワラビ・タラの芽の
観光農園にしようと地域を出た地権者も交え、秩父山中花物語(ムツばあさんの花物語)
で有名になったことで、来客者が増えた太田部の農地の復興に取り組む。
・活動目標
ワラビ・タラの芽等の観光農園に適した農地を整備する。
≪今回の作業内容≫
・ワラビ苗の掘り取りと移植、カイドウの植樹。3時間程度
≪わかったこと≫
1.地域の状況
若者が移住し、高年齢化(平均年齢70歳以上)が進んでいる。
2.地域運営の主体団体
「太田部の四季を楽しむ会」
3.「太田部の四季を楽しむ会」について
・活動の考え方
自然に囲まれた良い環境を残し、地域を出て行った人達が、いつでも戻ってこれる様
に地域の整備を行っていきたい。(実際に数件増えている。)
・今後の具体的な取り組み
観光ワラビ園作りに向けた取り組み
小林ムツさんが残した景観の整備
・他団体との交流
城西国際大学、十文字学園
≪参考≫ブログ:太田部便り http://blog.livedoor.jp/ootabuootabu/
【感想、その他】
作業終了後、地元の方が作ってくださったカレーをみんなでいただき、今後やっていきたいこと、困っていること、今後の課題などいろいろなお話を伺うことが出来ました。また、小林ムツさん宅にもご案内していただき、周囲の景観の状況やこれからやっていきたい内容のお話も伺うことができました。会の方から「一人でもいいから参加してほしい。」と誘われたように、やりたいことはたくさんあるけど人手が足りないないようでした。
観光ワラビ園については、ワラビを加工して販売するといった農商工連携も可能なのでは?といった話も出てきました。
今後については、「やってみてダメだったら今回限り程度のお試しの気持ちで良いから、1回来て欲しい。」と声をかけていただきました。この件については、次回の埼玉県まちづくり実行委員会において検討していきたいと思います。
【報告者】茂呂貴裕(八木橋労働組合)