【新潟県支部まちづくり委員会】柏崎市高柳町「荻ノ島 かやぶき集落」を視察

2014.1.14

環状集落を前に地域の方と集合写真

日時:2014年1月10日
場所:柏崎市高柳町「荻ノ島 かやぶき集落」
参加者:3名

・UAゼンセン新潟県支部まちづくり委員会は、代表者による柏崎市高柳町「荻ノ島かやぶき集落地区」の視察を実施しました。

・当該地域の集落維持に関わっているNPOの代表者であり、「観光庁観光カリスマ」でもある春日俊雄氏、ならびに地域住民の方3名、加えて地域おこし協力隊員1名参加のもと意見交換を行いました。 

・当該地域は、日本でも貴重な「環状集落」であり、水田の周りを囲むように茅葺き屋根の民家が立ち並ぶ、大変美しい景観が特徴です。しかし、住民の高齢化により、田畑の維持、茅葺き屋根の維持や、伝統行事の存続といった地域コミュニティの維持が極めて困難な状況です。

・こうした課題に対し、今後は、景観を活かした体験型の農村観光や、地域の作物や山菜等の素材を活かした古民家レストランを計画するなどして、小規模ながらも雇用を生むことで、地域外からの移住者を一人でも増やして対応していきたいと考えているようです。

・新潟県支部まちづくり委員会では、今後、定期的に地域住民との会合の機会を設けながら、長く地域と関わっていけるような活動を検討していきます。まずは、4月に当地域で第2回まちづくり委員会を開催し、具体的な活動(耕作放棄地の開墾や収穫物の販売支援、かやぶき屋根維持支援、あぜ道等の整備、伝統行事の維持支援等)について検討する予定です。