「泉州タオル」ブランドの活性化に向けた『まちづくりフォーラム』を開催!

2014.7.2

パネルディスカッションを実施

 大阪府支部まちづくり委員会では、「泉州タオル」ブランドの活性化に取り組んでいますが、2014年6月9日(月)、ゼンセン関西会館において「まちづくりフォーラム」を開催。「地域の宝『泉州タオル』ブランドを広めるための具体策を考える」をテーマに、地域産業振興の第一人者である兵庫県立大学の勝瀬典雄氏の基調講演の後、パネルディスカッションを行ないました。
 基調講演では、勝瀬氏が関わられた「今治タオル」および富士吉田市や足利市・桐生市の繊維産業における具体的な活性化事例を伺うとともに、各地域における優れた技術や産品が持つ特徴が、消費者へと伝わっていない現状と、その要因である流通構造の問題点などについて課題提起がなされたました。
 その後行われたパネルディスカッションでは、タオルの「作り手」の代表として大阪タオル工業組合から2名、「使う者」の代表として加盟組合の女性組合役員、そして「売り手」の代表として加盟組合の百貨店バイヤーがパネリストとなり、勝瀬氏がコーディネーターを務めて、活発な意見交換が行なわれました。
 意見交換の中では、販売の現場で捉えたお客様ニーズの変化や、消費者の日常生活でおよそ製造者が想像しないようなタオルの使用方法が明らかになるなど、製造から卸・小売を経て消費者に至るまで、お互いの顔がきちんと見えるような仕組みづくりの重要性を確認することができました。
 今回の「まちづくりフォーラム」で出された課題提起を受けて、今後も「泉州タオル」ブランドの活性化に向けた活動を深掘りしていきたいと考えています。