熊本県支部まちづくり委員会では、昨年、「かたらんね、よかひと・よか水・よかところ」(「語り合おうよ・仲間に加わろうよ、良い人・良い水・良い所」を活動のキャッチフレーズとして確認していました。そして、このことを踏まえ今回は、「よか水」をテーマにして、水に関連する場所・施設の視察を行うとともに、今後のまちづくりの活動について検討を行いました。今回も前年に引き続き1泊2日(7月4日〜5日)で、リーダーズ研修会との合同開催です。
まず、視察については、以下の湧水地や関連施設を訪ねました。
@江津湖(えづこ)
・熊本市で一番大きい湖、毎日約40万㎥もの水が湧き出している。天然記念物の 「水前寺ノリ」の保護されている様子についても見学。
A江津湖周辺の住宅地
・江津湖周辺の住宅地でも湧水が豊富であり、少なくとも2軒に1軒の割合で、住 宅の門前等に湧水の排水機器が設置されている(湧水は常時流れっ放し)。
B熊本市東部浄化センター(下水道処理施設)
・熊本市の下水処理施設を訪ね、その担当者を講師に、下水道普及の状況や下水道 や浄化センターの仕組み、水を大切にする熊本市の取り組み等について学ぶとと もに、センター内の処理施設を見学。
・ちなみに熊本市では市民の水道水源の100%を地下水でまかなっている。
C白川水源〜高森湧水トンネル(南阿蘇)
・白川水源:湧水量は毎分約60トンで、日本名水100選にも選定されている。
・高森湧水トンネル:鉄道用のトンネル工事中に、突然の出水によってできた水源 地、毎分32トンの湧水量でトンネルの長さは2,055メートル。
次に、視察後の会議では、まちづくり担当の森田常任中央執行委員より「UAゼンセンのまちづくり政策のポイントと現況」について説明があり、他県支部の活動事例について共有化することができました。続いて熊本県支部の今後の具体的な活動について検討を行い、「熊本市が主催している『くまもと水検定』へのチャレンジを組合員に呼びかける活動をしたらどうか」との提案もあり、これを含めてさらに検討を進めていくことを確認しました。さらに、鎌田県議会議員より「地域創生の鍵を考える」と題した講演を受けて、まちづくり研修会の部を終了しました。