NPO法人・行政視察第1弾

2016.4.22

今回は、まちづくり委員の中で班を作り学習会で学んだNPO法人に実際に訪れて中間山間地域の現状を学ぶため下記視察を行った。
また、視察地域に加盟組合であり製糸工場であるシキボウ(株)富山工場を見学させていただき「JAPAN m.a.d.e」の価値観を再認識した。
全体を通じて参加した委員からは、新たな発見が多く単組の活動にも生かせそうなことが多く有意義な時間だった声が多く寄せられた。

1.開会・団結式 まちづくり委員会代表者挨拶

2.視察1「有限会社 土遊野」講師:河上 めぐみ 氏
※県から補助を受け、環境循環型農業を行っている。NPO法人の草分けである草刈十字軍のボランティアをきっかけに、首都圏から移住してきた夫婦が始めたNPO法人からスタートし平飼い養鶏や水稲・野菜(有機栽培)、飼料用米、天然酵母パン・シフォンケーキなどを作っている。首都圏からくる若者に農業体験等の受け入れを行っている。 近年は農業をしたい若い女性も多く訪れている。
注:NPO法人「こば」→廃校を拠点に地域活性化

3.視察2 「シキボウ(株)富山工場(紡績)」講師:平野支部長(シキボウ労組)
岐阜県へと続くノーベル街道(ブリ街道)沿いにある1932年創業の紡績糸工場。日本で最初にポリエステル/綿混紡糸の生産を確立させた工場の視察。
工場の敷地ではソーラーパネルによる発電も行っている。
※ノーベル街道
富山県・岐阜県飛騨地区を繋ぐ国道41号線。5人のノーベル受賞者がこの街道とゆかりがあるためノーベル街道と呼ばれている。
2015年ノーベル物理学賞受賞の梶田氏も、シキボウ富山工場がある富山市大沢野町在住。

4.視察3 「NPO法人アイ・フィール・ファイン」 講師: 長谷川 由美 事務局長
首都圏から移住してきた女性が、桐谷集落の自然豊かさに魅せられ、過疎化する集落が自然消滅する状態のなか、何とか森里を守りたい思いから地域の協力を経て小規模農業のNPO法人として約10年前に設立した。
自然豊かな環境で時間がゆっくりと流れる中、出来るときに出来る範囲でのボランティアを随時受け付け活動している団体。