「NPO・行政視察」第2弾

2016.4.27

 まちづくり委員会内の班別活動のNPO・行政視察第2弾として、全労済協会主催の「とやまの未来創生〜富山の地方創生と未来への展望〜」の講演会を委員で聞きにいった。
 内容としては日本の高齢化による地方消滅を食い止めるため政府は「地方創生」を掲げ各自治体で様々な取り組みが行われている。
 その中で、各自治体の地方創生における現状と課題を再確認し、富山市の取り組みにと今後の方向性について、基調講演と、パネルディスカッションを下記内容で行われた。
 参加した委員は、より良い地域を創っていくため提起された方策について新しい情報や知識を吸収し、今後のまちづくり委員会の取組みの参考になったなどの意見も出され興味深く聞き入っていた。

1.基調講演
「真の『地方創生』とは〜地方自治と地域の再生を考える〜」
 講師:慶応義塾大学法学部教授、元鳥取県知事、元総務大臣 片山 善博 氏
 県単位の地域経済の観点から、県内で食品・製品・エネルギーを生産し県内や県外で販売することが地域にお金が廻り雇用や市の発展に繋がると、鳥取県の事例を基に解説頂いた

2.特別鼎談
「わがまち富山!!〜活気あるまちづくり〜」
 講師:富山市長 森 雅志氏、女優・タレント柴田理恵氏、 片山善博氏
 三名のパネラーによるディスカッションを行い、富山市の魅力と、行政の取り組みについて議論し、次世代が地域を守るためには教育の充実と働きやすい環境の整備について提起され今後、多くの人々が訪れる魅力ある市にしていくため、富山の魅力を発信していく必要性について再確認された。
※直近での富山市行政の取組み
・国の政策とは逆行している、市のコミニュティ施設を増やし嘱託職員によるface to  faceでの決め細かいサービスの実施。
・今年10月から病児保育(体調不良児対応型)の実施
 保育所に通所中のお子さんが保育中に突然発熱した場合など、当日に限り、お子さん をお預かり女性が働きやすい環境の整備。
・シングルマザーの雇用促進
 中小企業が雇用した場合、市から一定期間市から事業主に補助金給付
・65歳以上の人材バンクの創設
 今後、週1.2回でも働ける労働環境の整備のため検討していく。