繊維産業活性化に向けた西脇市と足利市の合同会議を実現!

2016.10.3

ともに繊維産業がさかんな西脇市と足利市の合同会議の様子

初日に実施した工場見学の1コマ

交流会の様子

 兵庫県支部まちづくり委員会では西脇市を中心とする播州織の復興に取り組んでいます。前号のコンパスでは、7月に、まちづくり委員会のメンバーと西脇市の行政担当者、商工会議所メンバー、播州織の経営者団体等で「西脇市まちづくり合同会議」を開催したことを報告しましたが、今回は10月3〜4日の2日間をかけて、西脇市と、同じく繊維産業のさかんな足利市の連携を模索するための合同会議を開催しました。
 西脇市には「織布はあるが衣料品等の製品加工が弱い」、一方の足利市には「繊維関連の高度な技術を持っている加工業者が集まっているが素材が弱い」ということで、「両者が連携して国内外に強力に発信できる繊維関連製品を生み出していくことができないか」ということが今回の狙いです。
 今回の合同会議は、これまでもお世話になっている兵庫県立大学大学院客員教授で、各地で地域ブランディングを手掛けている勝瀬教授の仲立ちもあり実現したものです。
 西脇市へ足利市の加工業者、市役所、商工会議所等の人達を招き、初日は播州織の工場3カ所の見学と交流会、2日目は両者での情報・意見交換会というプログラムでした。結果的に、「すぐにでも連携」という成果を生み出すところまでには至りませんでしたが、兵庫県支部まちづくり委員会としては、引き続き、両者の橋渡しとしての役割を果たしていくことを確認しています。
 なお、この合同会議の様子は、神戸新聞(北播版朝刊)や業界新聞である繊維ニュースで掲載されました。