防災・減災をテーマに東北の被災地域を視察しました

2017.6.13

かつては住宅が密集していた地域に設置された「がんばろう!石巻」の看板

多くの人が助かった荒浜小学校

大阪府支部まちづくり委員会では、「泉州タオルのブランディング」の取り組みと併行して「防災・減災」のテーマでも活動しています。
これまでも大阪府や神戸市の防災・減災関連施設の見学等を行ってきましたが、今回は6月13日〜14日の2日間で東北の被災地の視察を行いました。
具体的な訪問地は、@オイスカ「海岸林再生プロジェクト」の現地、A被災した荒浜小学校(現在は廃校)、B旧大川小学校、C石巻市内の被災地(震災伝承スペース「つなぐ館」等)です。
特にオイスカ「海岸林再生プロジェクト」の現地と石巻市内の視察では、それぞれ担当者やボランティアガイドより丁寧な説明を受けることができ、震災からの復興が着々と進んでいることを感じる反面、完全な復興にはまだまだ時間がかかることを実感する機会となりました。
また、教師や生徒のほとんどが亡くなった旧大川小学校、かつての住宅地が見る影もない「がんばろう!石巻」の看板が設置された地域、震災直後と現在を映像で比較して見ることのできる機器を使ったボランティアガイドの説明等、悲しい気持ちがこみ上げてくることがしばしばありました。
大阪府支部まちづくり委員会は、今回の視察の状況と学んだことを写真も含めてとりまとめ、運営評議会で報告し、防災・減災の対応を進める必要性の共有化に努めました。
また、7月18日に開催した今期最後となる第4回まちづくり委員会においても、運営評議会で行った報告の内容をメンバーで再確認するとともに、「泉州タオルのブランディング」と「防災・減災」の2軸で進める今後の活動について検討を行いました。