佐野藍復活プロジェクトの支援活動を行いました!

2017.7.11

藍畑の雑草取り…暑さだけでなく腰も痛くなるきつい作業

済める前のハンカチの折り方や結び目の作り方によってさまざまな模様ができる

かつて佐野地域は藍染の「佐野藍」で隆盛を誇っていましたが、明治末期を境に海外産の安価な化学染料におされ産業が廃れてしまったということです。
しかしながら、有志が集まり、この「佐野藍」を復活するプロジェクトができ、近年、その活動が軌道に乗ってきたという話を懇意にしている市議より紹介され、栃木県支部まちづくり委員会として、このプロジェクトの支援活動を行うこと決定し、7月11日と29日の2回にわたり、それぞれ15〜16名程度の参加者を得て活動を実行しました。
支援活動と言っても、私たちが行ったのは藍畑の雑草取りです。初回の11日が晴天でいっぱい汗をかきながらの作業、2回目の29日は雨天の中での作業となりました。
作業終了後は藍染工房「紺邑」(こんゆう)の指導のもと、参加者全員がハンカチの藍染にチャレンジしました。青い藍染の中に、ハンカチの折り方や結び方によって白い模様が浮かび上がります。その模様は計算してできるものではなく、人それぞれに異なります。雑草取りというきつい作業だけでなく、藍染という楽しい時間も体験することができ、参加者には大変好評な活動となりました。
なお、初回の活動時には地元栃木のテレビ局の取材を受け、その日の夕方には私たちの活動の模様が放送されました。畑の主がインタビューの中で「労働組合がこのような支援活動することに大変驚いたが、どんなに感謝しても感謝しきれいないほどありがたい」とコメントしていたのが印象的でした。また、2回目の活動についても地元マスコミの取材を受け、新聞にその模様が掲載されました。