綾部市 水源の里(老富)ボランティア 開催

2019.8.24

京都府支部まちづくり委員会は、府内全域でバランス良く活動を展開するため、昨年11
月6日に綾部市立ち合いの下、『綾部市水源の里(老富)』と協定書を締結。
昨年12月の第1回目の活動に引き続き、第2回目の活動を8月24日(土)に、地元のボランティア15名を含む10組合54名で実施しました。

当日は前日の大雨と打って変わって、比較的涼しく穏やかな天候の下、活動場所のシャガ・ミツマタ群生地に入りました。
前回に引き続き、綾部市水源の里老富の渡辺代表と、同市定住交流部 定住・地域政策課の方々の指導の下、午前中はミツマタ群生地奥の道普請(階段づくりと整備)を、午後は、シャガの苗木の補植を実施しました。

階段づくりは、段を設置する箇所に、左右のバランスを考えながら、掛矢(かけや)と呼ばれる木槌で杭を2本打ち込み固定、シャベルで少し掘り下げて蹴上げを設置し、鋤簾(じょれん)で斜面をならした後踏み固める作業。とりわけ杭を打ち込む作業では、掛矢があまりにも重いため中心をとらえられずに、当初は「難しい」「芯が狙えない」などの声もあちこちで聞こえておりましたが、地元ボランティアの方々の指導が功を奏し、思ったよりも早く作業に馴れ、進めることが出来ました。

昼食後、唯一生息していない箇所に、試験的にシャガの苗木を補植する作業に、参加者全員で取り組み活動を締めくくりました。

今回も昼食休憩時に、師玉支部長より豚汁が振舞われ、参加者からは感激の声を多く頂きました。

活動場所のシャガ・ミツマタの群生地は京都府と福井県との県境に程近い山腹に広がっており、ミツマタは毎年3月下旬から4月中旬に黄色い可憐な花を、シャガは4月下旬から5月中旬にかけて無数の白い花を咲かせ見頃を迎えます。
2015(平成27)年に発見されて以降、綾部市の新しい観光スポット(本年の来場者数は17,800人)として、年々注目されています。

『水源の里老富』の保全活動は今年の冬も計画しております。老富地区の振興と活性化を図ると同時に、産別であるUAゼンセンの社会的使命の実現を目指し、地域に根差した有意義な社会貢献活動とするべく、これからも取り組みを推進していきます。